鹿児島県
【地域イノベーター留学】空き家を減らして、移住者も島っちゅも幸せにしたい!住みたい人が住めて、貸したい人が貸せる持続可能なプロセスづくり
あまみ空き家ラボ
あるのにない奄美の空き家、持続可能な解決策を一緒に考えませんか?
住みたいのに借りられる家がない移住者、貸したくても貸せない大家さん、そして放置される空き家。この悪循環を断ち切りたい私たちと、持続可能な解決策を一緒に考えませんか?
このプロジェクトについて
【奄美群島を股に掛けて、、、】
2021年夏、世界自然遺産の登録に大きく前進した世界有数の自然環境を誇る奄美群島は、8つの有人島と12の市町村があり、私たち「NPO法人あまみ空き家ラボ」は、この奄美群島を股に掛けて空き家問題解決に取り組んでいます。
今回の舞台は、私たちが事業所を構える島の一つ、奄美大島にある龍郷町。龍郷町は、群島最大の市街地「名瀬」に隣接し、生活の利便性にも、豊かな自然環境にも恵まれた移住者に人気の町です。龍郷町は、行政としても移住・空き家対策に取り組み、地域おこし協力隊を迎え入れて、移住ガイドセンターを立ち上げるなど、課題解決に取り組んでいますが、移住希望者に応えるだけの空き家が供給出来ず、家に関する相談が尽きません。
【根深い奄美の空き家問題】
私たちは民間の立場で、住みたい人がいるのに、貸したい人がいるのに、増える一方の空き家の課題解決型NPOとして、群島のみなさんと連携しながら、取り組んでいます。
群島に共通する多くの空き家が抱える根深い問題としては、何代も手付かずの未相続/未登記物件、手強いイエシロアリで傷んだ梁や柱、さらには大量の残置物。。。
人に貸すまでにお金も時間もかかるにも関わらず、家賃の安い山村地域では、不動産業として収益性が乏しく、大家さんも不動産業者も積極的に家を貸すという動機が働きにくい環境になっています。
【サブリースで借りたい人へ】
そのため、奄美の山村地域では、不動産業者に仲介を依頼しない「直接取引(家主と借主の直接契約)」が定着し、複雑な不動産特有の法令や契約事情に精通しない個人同士が口約束で契約してトラブルになることもあります。そういった契約リスクや荷物処分・修繕などの大家さんの負担を軽減するために、私たちNPOが、大家さんから空き家を借り上げて住みたい人に貸す「サブリース」を行っています。
【持続可能な空き家解決策を作りたい】
ただ、調整に手間隙のかかるサブリースは2軒/月程度が限界。山村地域の安い家賃では、なかなか事業を拡げることが難しく、持続可能な活動に繋げていくには人手もお金もかかるなど、多くの事業課題があります。
そこで、今回のプロジェクトでは、これまでの常識にとらわれず、「空き家を生み出さない」、「空き家を流通化させる」など、持続可能な貸しやすい借りやすい仕組みづくりを一緒に考えてくれる方を募集しています。
<事務局によるプログラム紹介動画はこちら! https://youtu.be/Kmhdj5iR2RA?t=46 >
※本プロジェクトは、NPO法人ETIC.主催プログラム「地域イノベーター留学2021オンライン」のスケジュールに則って進行します。
募集要項
期間 | 長期(3ヶ月以上) |
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テーマ | まちづくり 建築・住・リノベーション |
職種 | 企画・商品開発 新規事業 |
活動支援金 | なし |
活動内容 |
本プロジェクトでは、NPO法人ETIC.主催プログラム「地域イノベーター留学2021オンライン」のフィールドワークとワークショップを通じて、下記を実施します。 【STEP1】ガイダンス・事前情報の共有(8月中旬~9月中旬) ・イノベーター生の業務経験、これまでの活動などについて関係者で共有します。 ・代表の佐藤より、あまみ空き家ラボの事業概況(ビジョン、設立背景、事業内容/変遷、活動事例等)を共有します。 ・代表の佐藤より、奄美群島の「不動産業界の動向」、「空き家事情」、「行政等による取り組み事例」について共有します。 ・イノベーター生より、空き家に対する国の動き、他地域の活動について共有します。(各自で事前に調査をお願いします) 講義&ワークショップ 8月22日 オンラインフィールドワーク 9月4日or5日 【STEP2】空き家をリアルサブリース!(10月上旬~11月上旬) ・実際にサブリース候補物件をオンライン中継し、空き家の痛み具合や残置物の状況などを一緒に体感します。 ・登記状況なども共有し、物件の権利関係における現状を確認します。 ・家主に出来るだけ負担をかけない残置物の処理方法(リユース等)、登記内容に応じたリスクヘッジ策、該当物件にどうすれば借り手が付くかなどについて議論します。 ・議論の結果をベースに実際に借り手を募集します。 講義&ワークショップ 10月23日 【STEP3】施策の提案・レビュー(11月中旬~12月上旬) ・イノベーター生より、持続可能な空き家/空き地の流通化に繋がる施策を提案します。 (例.普及啓発コンテンツ、サブリース件数を増やせる仕掛け等) ・メンバーで提案内容についてディスカッションして、ブラッシュアップします。 プレ報告会 11月14日 【STEP4】最終提案 ・イノベーター生より、持続可能な空き家/空き地の流通化に繋がる施策の最終提案をします。 報告会 12月19日 【その他】フィールドワーク ・コロナ感染症の国内動向を見極めながら、実現可能な場合は、龍郷町現地で奄美大島の生活環境、空き家の現状などについて、現地を見ながら情報のインプット、アイデアのブラッシュアップ、メンバーの意見交換をする機会を設けたいと考えています。(困難な場合は、オンライン中継による開催を実施) |
期待する成果 |
・当法人が取り組んできた活動の振り返り、外部動向の整理 ・第三者と協働することで空き家対策への発想の拡がりを得る ・新たなアクションへのきっかけづくり |
得られる経験 |
・地方で地域課題解決に取り組む事業の新たな企画づくり ・空き家、不動産業界における地域の状況に触れる ・離島の暮らしぶりに触れる |
対象となる人 |
・空き家問題に関心のある方 ・仕事内容に対して能動的に行動できる方 ・何らかの事業やビジネスのプランニング経験がある方 ・〇〇✖️〇〇など、異なる分野を掛け合わせてアイデアを作るのが好きな方 ・不動産業界の常識に捉われず柔軟な発想ができる方 |
活動条件 |
「地域イノベーター留学2021オンライン」で行う講義やフィールドワークへの参加が可能であること ※「地域イノベーター留学2021オンライン」のプロジェクトです。 https://www.etic.or.jp/cc/cir/ ※参加には参加費(15,000円 税込)がかかります。 ※エントリーの際は、「地域イノベーター留学2021オンライン」エントリーフォームへご記入ください。 https://www.etic.or.jp/cc/cir/entry |
活動場所 | オンラインにて実施します。 | 事前課題 | ※エントリーの際は、「地域イノベーター留学2021オンライン」エントリーフォームへご記入ください。 https://www.etic.or.jp/cc/cir/entry |
私たちはこんなチームです!
空き家を減らしながら、島に来る人もいる人も幸せになるプロセスを担いたい
奄美群島に住みながら感じること、それは住みたい人・滞在したい人がいるのに、住んでほしい人・滞在してほしい人がいるのに、家は足りず空き家や空き地は増える一方。私たちに出来ることはなにか、その問いに対して、課題解決型NPO「あまみ空き家ラボ」を立ち上げました。空き家・空き地の課題をひとつひとつ、奄美群島の人たちと一緒に解決しながら、住みたい人・滞在したい人、住んで欲しい人・滞在して欲しい人達のニーズを満たしていく活動をしています。私たちは、島の使われていない空き家や空き地を減らしながら、島に来る人、島にいる人が幸せになるプロセスを担っていくことを目指しています。
インターン生へのメッセージ
代表理事/佐藤理江
「”あまみ”って聞いたことはあるけれど、沖縄県だと思っていた!」、「目の前はビーチ、庭には南国のフルーツがいっぱいの素敵な古民家に暮らすのが夢!」そんなみなさま大歓迎!私たちと一緒に奄美の空き家で大冒険しましょう。
[プロフィール]
1975年香川県生まれ。
NPO立ち上げ以前は、都市計画コンサルタント事務所に勤務し、離島や自然公園地域の計画づくりに従事。
2012年から奄美群島の移住定住促進の事業にかかわるようになり、地域に密着した仕事をしたいと思い2014年に独立。合同会社りえらぼを設立し、龍郷町に事務所を構える。
2017年沖永良部島和泊町転入、NPO代表就任。
団体概要
設立 | 2017年7月20日 |
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代表者名 | 佐藤理江 |
従業員数 | 0名 |
WEB | http://npo-nr.org/ |
住所 | 本拠地:鹿児島県大島郡和泊町和泊121-1 奄美大島事務所:鹿児島県大島郡龍郷町円726 |