熊本県
【地域イノベーター留学】1000人の村に残った最後のお茶屋。これからの経営戦略・販売戦略を構築するパートナーを募集!
松井製茶工場
これまでの事業やアイデアを引き出し、これからを考える。
お茶への確固たる想い、なぜ五木村じゃないといけないのか、これまでのチャレンジやチャレンジしたいと思っていること…。松井製茶のあらゆる想いを引き出し、今後の戦略につなげる。
このプロジェクトについて
九州で一番人口の少ない村、熊本県の五木村に松井製茶はあります。60年前からお茶の生産を始めて、独自の栽培法を用い、とことん味にこだわったお茶をつくっています。五木村の高冷地の地形が、松井製茶のお茶を美味しくする一助を担っています。また、お茶の栽培、加工、販売と、お茶を作ることからお客様へ届けるまでの行程を、全て自分たちでになっている、九州では珍しいお茶屋さんです。
どんな業界でもそうかもしれませんが、日本の緑茶市場は右肩下がり。緑茶を飲む人が減っていることと、加えてペットボトルのお茶が出回っていることから、今後が厳しくなる予想が立っています。五木村でも、最盛期では20近くのお茶屋さん(生産者や加工屋)がありましたが、現在は松井製茶1軒だけとなってしまいました。
経営を担っている松井祐起さんは、「このままではいけない」「五木のお茶を未来へ紡いでいかなければ」と、さまざまなチャレンジを続けてこられました。周辺の農家さんとのコラボレーションや、紅茶等の商品開発などです。商品開発については、今も開発中のものもあります。
さまざまなチャレンジを続ける中で、一番悩んでいることは「販路の開拓」「売り方」の部分です。これまで色々な販売方法をアイデアとして出してみたものの、日々の業務の中でなかなか実行に移せなかったり、たくさんアイデアが出るからこそ、何から始めたら良いのかという優先順位を定めきれなかったり…という状況にいます。
そこで今回は、松井製茶としてできること、これまでやってきたこと、やりたいこと、やりたいと思ってるけれどやれていないこと、さまざまな考えやアイデアを全部出し切って、それをまとめ、そこに新たなアイデアを追加し、「松井製茶の販路開拓・販売促進を実現するための経営戦略」を一緒に立ててくださる方を募集します。
ただアイデア出しをするのではなく、「なぜ五木村でなければならないのか」「松井製茶が積み上げてきたものはなんなのか」「どのようなお客様にどのような価値を提供できると、それは松井製茶らしいのか」を引き出し、議論し、松井さんとのコミュニケーションの中で戦略を組み立ててくださる方を募集します。
<事務局によるプログラム紹介動画はこちら! https://youtu.be/tnPnzCDc_TA?t=631 >
※本プロジェクトは、NPO法人ETIC.主催プログラム「地域イノベーター留学2021オンライン」のスケジュールに則って進行します。
募集要項
期間 | 長期(3ヶ月以上) |
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テーマ | 農林水産・6次産業 小売り・流通 |
職種 | 企画・商品開発 マーケティング・広報 |
活動支援金 | なし |
活動内容 |
【STEP1】五木村、松井製茶について理解する(8月中旬~9月中旬) ・オンラインフィールドワーク(状況的に可能であれば現地訪問)を通じて、五木村と松井製茶のことを理解する ・松井さんとのコミュニケーションを通じて、松井製茶としての考え方、何を実現していきたいのかを理解する 講義&ワークショップ 8月22日 オンラインフィールドワーク 9月4日or5日 【STEP2】松井製茶のこれまでや考え方を引き出して、見える化する(9月中旬~10月中旬) ・以下のことを松井さんから引き出し、文章にまとめる、ファシリテーショングラフィックとして表現するなど、見える化をする。 ①松井製茶のお茶の作り方のこだわり、他のお茶屋さんにはないもの、どんな人に何を届けたいのか ②これまでチャレンジしてきたことと、その成果や感触 ③チャレンジしていきたいと思っていたこと、実験してみたいこと ④なぜ五木村なのか、これから五木村の中でどのような存在になっていきたいのか 講義&ワークショップ 9月26日 【STEP3】新しいアイデアを追加し、戦略を練る(10月中旬~11月上旬) ・STEP2を踏まえたうえで、販路開拓や販売促進のための戦略を練る ・カスタマージャーニーやファシリテーショングラフィックで、これからの松井製茶の戦略を見える化する 講義&ワークショップ 10月23日 【STEP4】何か一つを試してみる(11月上旬~12月中旬) ・作り上げた戦略の中で、実験的に何か一つのプロジェクトを実行し、実験してみる ・実験結果を検証する プレ報告会 11月14日 報告会 12月19日 |
期待する成果 |
・松井製茶のこれまでやってきたこと、松井さんがこれまでやりたいと思っていたことをまとめる。 ・その中での優先順位や、何からやっていくと良いかを提案する。 ・新しいプロジェクトの提案をする。 ・松井製茶のカスタマージャーニーを作る。 |
得られる経験 |
・地域のこだわりの商品を消費者の元へ展開する戦略を立てる経験 ・想いを持ってチャレンジングな地域の経営者と事業を企てる経験 |
対象となる人 |
・生産者や経営者のこだわりを聞く、会話の中で引き出すのが好きな方 ・ファシリテーショングラフィックなど、思考やそれまでの経緯を見える化させるが得意な方 ・商品のこだわりを抽出し、販売戦略を練るのが得意な方 |
活動条件 |
「地域イノベーター留学2021オンライン」で行う講義やフィールドワークへの参加が可能であること ※「地域イノベーター留学2021オンライン」のプロジェクトです。 https://www.etic.or.jp/cc/cir/ ※参加には参加費(15,000円 税込)がかかります。 ※エントリーの際は、「地域イノベーター留学2021オンライン」エントリーフォームへご記入ください。 https://www.etic.or.jp/cc/cir/entry |
活動場所 | オンラインにて実施します | 事前課題 | ※エントリーの際は、「地域イノベーター留学2021オンライン」エントリーフォームへご記入ください。 https://www.etic.or.jp/cc/cir/entry |
私たちはこんなチームです!
五木のお茶を、未来に紡ぐ
熊本県五木村で唯一のお茶農家です。数十年前までは20軒ほどあったお茶農家が、今では松井製茶1軒となってしまいました。お茶、椎茸の生産・製造・販売・菓子製造・販売・林業 の3つを生業としています。五木のお茶を後世に残していくことに使命感を持ち、日々お茶と向き合っています。
独自の製法を用いて、味にこだわったお茶の生産を続けています。
これまで商品開発を含め、様々なチャレンジを続けてきました。これからは、商品開発に限らずもっといろんなチャレンジをして、「松井製茶っておもしろいことやってるよね!」と言われるようになっていきたいと思っています。
インターン生へのメッセージ
代表/松井 祐起
松井製茶も、五木村も、そして社会全体も、今が転換期だと思います。そんな中、松井製茶の未来を、ひいては五木村の未来を、一緒に戦略立ててくれる方とご一緒できることを楽しみにしています。
団体概要
設立 | 1960年ごろ |
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代表者名 | 松井 祐起 |
従業員数 | 5人 |